バルセロな1日

スペイン/バルセロナ

 今から遡ること約2年前。上陸するはバルセロナ。ここから怒涛のたろゑもん神話が始まったことはあまりにも有名である。

 長距離飛行機への搭乗は初めてであり、「飛行機が墜落するのではないか」「もし隣のおじさんが肥満体型で私のスペースを圧迫し続けてきたとしたら、一体どのような仕打ちを施すべきか」「耳抜きがうまくできなかったらどうしよう」などと考えながら、約20時間の空の旅における不安との戦いを繰り広げるに余念がなかった。

 今回利用したのはエミレーツ航空。たしか往復で8万円程度であった。エミレーツ航空の評判は著しく良かったので、大いなる期待を抱いていたが、やはり素晴らしかった。

 機内食◎
 座席◎
 エンタテイメント◎
 著しくすばらしい。

 上記の不安との戦いは困難を極めるとの大方の予想であったが、機内食に魅了され、エンタテイメントですべての不安をなかったことにすることは容易であった。

 そうこうしているうちにバルセロナに到着する。

 当フライトはドバイでの乗り継ぎ便であり、ドバイ空港がその財力をいかんなく発揮し、圧倒的な存在感を放っていたことなどは全く覚えてはいない。

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これがバルセロナの空港である。意外となにもないのである。できたばかりだそうで綺麗であったが、我らが関西空港のほうがよっぽど立派である。だがそれは問題ではない。なんせここはバルセロナ。メッシと街中で偶然出くわした時のイメージトレーニングに全精力を費やす、などという愚かなことはしないがそれでなくても興奮するのである。とにかく市内に向かうのである。

 空港を出てすぐあるAEROBUSと書かれた水色のバスに乗り込む。AEROBUS=アイロブスと読むそうである。この後、覚えたてのアイロブスを連呼する私の勇姿は後々バルセロナで語り継がれていった。

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 さて、どこで降りればいいのであろうか。バスのアナウンスはもっぱらスペイン語であり、一言たりとて理解できない。近くに座る老夫婦に今日泊まる宿のあるグラシア通り周辺の地図を見せて、「どこで降りればいいですか?」なんて聞いてみるが、彼らはニコッとしてスペイン語で何かを言っているので、結局わけも分からず「ありがとう」という私。「なんて言うてたんやろ・・・」

 初めて外国で外国人とコミュニケーションをはかることを試みたものの、それは容易いことではなかった。仕方がないので、終点がバルセロナの中心地だ、おそらく京都の市バスと同じでどうせ終点は京都駅のような中心地だろう。という仮説を立て、身をもって実証してみた。

 疑う余地もなくその通りであった。

 そうしてランブラス通りとグラシア通りの間のバスターミナルに降り立った私はとりあえず一旦ホステルに向かった。今回泊まるのは Hostal Equity Point Centric という宿である。当時は一泊10ユーロ≒1300円くらいであったと思う。

 グラシア通りを北西に進み、宿に着いてスムーズにチェックイン。といきたいところであったがまさかの「君予約してないよ」などと宣うはフロントのオヤジである。今でこそそのような状況には慣れているが当時初めてのひとり旅だったわけであり、焦りを隠せない私であった。

 「まじですかい、ロケみつ風宿探しはごめんやで」と言うと(言ってない)観念したのか、すぐに部屋を手配してくれた。オフシーズンであることも手伝い、なんとかなったようである。ドミトリーも初めてで緊張していたがセビリアから来たという同い年くらいの男と(見た目おっさん)少し仲良くなれて嬉しかった。

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年上にしか見えない&イケメンすぎる

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初の晩御飯は、疲れていたために割と適当に済ませてしまう。ちなみにスペインはビールがうまい。

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今でもスペインに行ったらよくスーパーで買って食べる1ユーロの生ハム。

 日本よ、これが生ハムである。スーパーであっても堂々のクオリティである。日本のスーパーに売っているゼラチンのようなガムのような全く持って理解に苦しむ食感の食物は、生ハムではないことにいい加減気付くべきである。そんなものを生ハムとして提供する日本文化は永遠の低迷期を迎えることになろう。という生ハムへの熱い思いを再確認し、バルセロナの街を闊歩する自分に酔いしれながら、海外一人旅1日目は終了した。

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街の中心

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