パリは主に曇りがち

フランス/パリ

 寒い。

 さすがは100年に一度の大寒波である。

上:ヒートテック×ヒートテック×ダウン×マウンテンジャケット
下:ヒートテック×デニム×ウィンドブレーカー
というこれ以上ないほどの防寒対策をキメ込んだ私であったが、パリの街にこんなペンギンみたいなやつがいたら完全に浮くことうけあいだ。

 ボーヴェ”飛行場”からパリ市内(ポルトマイヨー広場)へは、空港バスが出ている。

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 飛行機の到着に合わせてバスがやってくる。

 片道15ユーロくらいであったが、往復割引が無いため、貧乏旅にはなかなか痛い。
 1時間ちょっとでポルトマイヨ広場というパリ北西部に位置するターミナルに到着する。

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ポルトマイヨ広場

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フランス感あふれるブラッスリー

これ以上ないほどの曇り空である。宿に向かうのは夜にしてこのままパリを観光することにした。

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あれはもしや…

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凱旋門である。

 凱旋した覚えは全く無いが、やってきた者を無理やりにでも凱旋したことにしようとする傲慢さがその佇まいから伺える。

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凱旋門は交差点の真ん中にあるので地下から入ることができる。

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 凱旋門は私を凱旋させようと傲慢な態度を貫き続けたため、その傲慢さに対抗すべくあっさりと凱旋門をあとにしてシャンゼリゼ通りを下る。ブランド店の真横を通るたびに、ショーウィンドウに映る自らの姿を目にし、愕然とする。圧倒的に浮いている。これはいわゆるところパリの街不適合者である。しかしパリの街に屈する必要はない。

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ルイ・ヴィトン

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 ”PAUL”のサンドウィッチは有名である。日本にも20店くらいあるそうだ。特徴はとにかくパンが硬い。けどうまい。けど硬い。歩きながら食べるなどパリ市民からしたらありえないことだと何かの本で見た。しかし、”歩きながらパンを頬張るペンギンみたいなアジア人”は確かにそこに存在した。パリの街に屈し、アジア代表としての威厳を損なうわけにはいかない。あくまでパリの街不適合者としての威厳を保ち続ける必要がある。

 ”そうだ、エッフェル塔に登ろう。”

 エッフェル塔には行きやすい。なぜならパリのどこからでも見えるから。
 信号待ちをしていると

「日本人ですかー?」

私「ふぁ、ふぁい(もぐもぐ)」

そこには一人の日本人女性の姿が。

女性「こんにちはー、一人旅ですか?」

私「ふぁ、ふぁい(もぐもぐ)」

 お見苦しい姿を披露してしまったが、ようやく飲み込んで、きちんとあいさつをする。さおりさんという方である。仕事の合間をぬって旅行しているそうである。二人ともエッフェル塔の頂を目指している同志であったので、一緒に行くことになった。

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着いた

 エッフェル塔は茶色いというのは本当であった。フランス語が少しだけできるというさおりさんはいつの間にか私の分のチケットも買ってくれていた。大人の女性。かっこいい。ありがとうございます。

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階段で登るエッフェル塔。結構長くて疲れる。

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美女とペンギン

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おぉぉぉぉーーーー

 さおりさんはすでにドイツにも行ってきたという話であった。ドイツは現在閑散期で、お店が開いてなかったりするんだとか。
パリでは買い物するためにスーツケースの半分を開けてきてるとか。パリで買い物するなんて、今の自分には無縁だ。

 エッフェル塔もそれなりに満喫しぼちぼち帰路につく。さおりさんとはここでお別れ。また会えるといいとおもう。
さて、今回私が泊まる宿は日本人の間で噂の「白い門」。一泊20ユーロなのだ。パリは物価がとにかく高いので、宿泊料20ユーロとなればかなり安い部類に入る。また、この宿は19区というパリで最も治安の悪いと言われる場所にあるらしい。

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メトロに乗って向かう

 最寄駅はJores駅。宿の場所は一切わからないので駅近くのマクドナルドでお迎えを要請。数分後、若い日本人男性がやってきて、拾ってくださった。その方の名前は忘却の彼方である。働きながら絵を学んでいるとかいないとか。
この白い門はアトリエのあるアパートの一室を借りている感じの宿である。当時はその男の人と、韓国人の留学生と私しか滞在者はいなかった。

 それはさておき、今回パリでは大事なミッションがあるのである。「日本で知り合ったおじさんのフランス人の友人宅を訪問する」というミッションが。有名な学者なんだとか。いいのかこんなペンギン着膨れ野郎が初対面の人様の、しかも学者様のおうちを訪問しても。
幸い、宿からその友人宅は近いので、荷物を置き、意を決していざ訪問に出かけた。事前におじさんから得た情報をもとにお宅へ接近。

”たしかこのマンションの3Fだったかな”

”呼び出し方は、っと”

”はいはいフランス語なのでわかりませんっと”

はい、適当に押す~

「ピッピッピッ、ブーーーー」

「アロー?」

おっといきなり出られちまった。

私「アロー?マイネームイズたろゑもんフロムジャパン」

「……?」

私「アロー?」

「……?」

「マイネームイズたr、、」

「ガチャ」

 …なんということだ。どういうことなのだ。おじさんに行く日は教えたしアポはとっていると言っていた。まてまていったんここは退いてみることが必要だ。急がば回れとはこのことである。マクドでおじさんに確認するのだ☆

 便利な便利なLINEでおじさんに連絡する。

私「あのー出てくれなかったんですけど、、、」

おじさん「あれ?おかしいなちゃんと言っといたで?ええか、もう一回行って今度はおじさんの名前も言ってみてくれ絶対出てくれるから、頑張れ!」

ふぅ、、、

【TAKE2】

「ピッピッピッ、ブーーーー」

「アロー?」

さっきより声を大きめに、

私「アロー?マイネームイズたろゑもん、『おじさんの名前』ズフレンド!」

「オーーー!ウェルカム!アイムカミングダウン!」

い、いけた。

そして程なくして現れたのは白髪の紳士。

私は思った。

パリジャンだ。

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