パリのお袋の味

フランス/パリ

 現れた白髪紳士(アレクサンドラさん)は握手をもって迎えてくれた。部屋に上がらせていただくと、ご婦人(フロリカさん)の姿が。

フロリカ「ボンソワール!ウェルカム!」

私「ハーイ!ナイストゥミーチュー、アイムたろゑもんフロムジャパン!」

 あらためてごあいさつ。この時点で確信した。とてつもなく良い人たちだと。いや、そもそも私のような人間の訪問を受け入れてくれた時点でそう思うべきか。

 フロリカにインターホンを2度鳴らしに行ったことを伝えると、一度目は声のトーンが低くて聞き取りづらく、アフリカ人の移民か誰かかが押してきたと勘違いしていたそうだ。だから無視したと。たしかにこの辺には移民が多いこともあるのだろう。警戒するのも当然だ。

部屋に上がるなり、

アレクサンドラ「お腹はすいてるか?」

私「すいてます!マクドしか行ってないんで!」

アレクサンドラ「ちょうどよかった、今から晩御飯なんだ一緒に食べよう」

私「いいんですか!ありがとうございます!」

ということで、

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アボカドソースのナチョスとか

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うどんみたいなクリームパスタとチキンとか

 とにかくたくさんいただいた。フランスの家庭料理、めちゃくちゃうまい。いや、フロリカの料理がうまいのだ。これぞおふくろの味。なんだかんだ家庭料理が一番であるということは全国の息子たちに断固訴えたいところである。

 そういえばホットワインなるものをいただいた。(2枚目の写真の湯のみに入っている)お二人とも日本が大好きで、

アレクサンドラ「これは日本でいう『熱燗』だおまえも好きだろう?」

私「大好きです!」

アレクサンドラ「日本ではこういうときなんていうんだ?」

私「???」

アレクサンドラ「ほら、酒を飲むときだよ!」

私「あ、乾杯!!」

一同「KANPA-I!!」

 てな感じでガンガン飲まさr、、飲んだ。ワインをあたためただけではなく砂糖とかシナモンが入っている。だがアルコール度数はそれなりに高いので要注意。冬の名物であるという。ワインを飲みながら、

「大学では何をしているのか」

「今までどこの国に行っていたのか」

「日本にいるおじさんは元気にしているのか」→おじさんにライン通話した

「パリでは何をするんだ」

「ルーブルに行くなら一週間は必要だぞ」

「次はどこの国に行くんだ」

「図書館に興味はあるか?」

「娘が日本の大学にいたんだ」

「窓からサクレクール寺院が見えるんだよ」

「ラインのダウンロードの仕方を教えてちょうだい」

 などなどいろいろな話をして、いろいろなことを教えてもらった。二人とも英語が上手で丁寧だったので、英語が下手な私との会話においても、会話を成立させようと気を配ってくれた。

 ラインのダウンロードの仕方を教えようにも、アップルIDとパスワードがわからないフロリカ。

 ああ、よく見る光景である。

 他にもグーグルマップのストリートビューで自分の家を見せたりしながらとりとめもない話を繰り広げているうちに、3時間ほどが経っていた。さすがにもう遅いからと、宿に戻るよう促してくれた。

 見ず知らずだというのにここまでよくしてくださるとは思わなかったというのが正直な思いである。

帰る直前に、

私「本当によくしてくれてありがとうございました、、、」

フロリカ「またフランスに来たときにはいつでもおいで。もう家族の一員だから」と。

これほどまでにうれしいことはない。

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はじめての一人旅。
やはり人との出会いはとても大切な事だと感じた。
マンションの下まで送ってもらい、再びお礼を言ってお別れをする。

名残惜しさだけが、私の心の中を駆け巡っていた。

マンションを出ると道路の反対側で黒人が喧嘩していた。

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