旅の醍醐味

イギリス/ロンドン
前回に引き続きやはりロンドンにおける記憶が著しく欠落しているようであるから、ありもしないことを記してしまうという危険性があることを先にお詫びしておこう。だからと言って私はリスクを負わずにありもしないことは記さない、などと言った守勢に入るつもりは毛頭ない。
以前にも記載したようにロンドンの物価はやはり高い。朝ごはんは決まって駅前のカフェで「サンドイッチ+水+チップス=3£」のセットで済ませることにしている。これが金銭的に最善の策であることを、早期発見できたのは不幸中の幸いであった。
さて、ロンドンの全貌を明らかにするために課された仕事は山積みである。それを片っ端から片付けていくという作業に没頭しようと思う。何から手をつけるべきかなどと考えている余裕などない。「行き当たりばったり旅を好むバックパッカー」などという無味乾燥な肩書きをぶら下げている以上、世間一般から見てあるまじき行為とされるであろう、Googleにて「ロンドン 観光」と検索するという愚行に走るほど、この時の私のミッション遂行のための手段を選ばぬ姿勢といったら、あまりにも滑稽であったに違いない。似非バックパッカーなどと言われても仕方のないことであろう。
だがここに私は異議を申し立てたい。「バックパッカー」と呼ばれる種族の中には往々にして、とある海賊王を目指す青年のような行き当たりばったり旅に身を委ねる自分の姿に酔いしれ、「計画された旅に意味などない!」と豪語した挙句、それを他人に強要するような、自尊心に塗れた人間もいるようだ。
しかし旅は自由だ。すべての行動をGoogleに一任したとしても、それはその人物の旅のスタイルである。
「海外行った方がいいですか?」
「海外で何か学べるんですか?」

 などと聞いてくれるな。メリットデメリットなど考える必要があるものか。行ってみればすべてがわかる。後で振り返った時に自分に何かしら影響があったと気づくことができれば良いだろう。旅の醍醐味は行った当人ににしかわからないものがある、ということである。そうして私は今ここに「百聞は一見に如かず」を座右の銘にすることを宣言する。

なかなかそんなにすぐに行動する勇気がありません?ではやめときなはれ。無理やり行くものでもない。

失敬。取り乱してしまった。大きく話が逸れてしまったようだが、話を逸らさないようにしようという気がそもそも無いので、皆様も気にしないでほしい。
検索によって昨日行ったビッグベンやウェストミンスター寺院などが表示された。ロンドンアイという回転ゴンドラも名物として知られているようであるが、ご存知の通り私には金銭的余裕はないため、もちろん乗っていない。
続いて表示されたのは「バッキンガム宮殿の交代式」。これに行くことに決めた。11時くらいから始まるということだったので、おおよそそれくらいに合わせてバッキンガム宮殿へ向かう。
交代式とはただの衛兵の勤務シフト交代のことである。勤務シフトと聞いて時給はいくらだろうか、などという詮索をしてはいけない。
寒空の下、王国繁栄のための儀式に精を出す彼らの姿は健気そのもの、健気の権化である。

交代式の一連の流れを見届けた後、おもむろに湧き上がる感情。
そうだ、大英博物館にゆこう。
パリでの美術館巡り以来の飽くなき探究心の目覚めである。探究心の化身と化した勢いそのままに、このまま大英博物館について記述していきたいところであるが、理由はともかくまた今度にすることにする。
さようなら。
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