愛すべき勘違い

投稿日:
イギリス/ロンドン
ブルーノはなかなか起きない。彼が一緒に観光しようというから、いつも昼前に起きる私でさえ9時頃には起きていたというのに。私は日本人の中でも時間にはルーズな方だと自負しており、それを申し訳ないともあまり思わない性格だが、ブラジル人はさらにその上をいく。
世界は広い。
彼らに負けないように私も惰眠を貪ることにおける、世界的権威になるべく精進しなくては。

11時頃に起きてきたブルーノは瞬く間に出かける準備を済ませ、(急いではいなかった)すぐに出かけようと言い出す。私の行きつけの駅前カフェで、3£セットの朝食を教えると、非常に喜んでいた。
さっと食事を済ませ、ロンドンブリッジやセントポール大聖堂等々で散策を繰り広げた。
頭が寒いからと急にニット帽を買いだすブルーノ
ロンドンブリッジ
セント・ポール大聖堂
お昼ご飯に関するアイデアは二人とも一切持ち合わせていないので、ブルーノが途中で見つけた「マクド」に行こうと言う。私はふと思った。ブルーノは「マック」でも「マクドナルド」でもなく、イントネーションこそ違えど確かに「マクド」と言った。
関西人かと思った。
一通り観光地を回った後は、オックスフォードストリートで買い物をすることにした。
途中、ブルーノが「ブラジル人の男はホットだと思う?」と聞いてきたので、ブラジルという南国を思い浮かべた私は、疑う余地もなく「そう思う」と答えた。「そうかそうか!」となんでもない反応をするブルーノだったので、私も特に気に留めずに買い物を続けた。
再び激安の殿堂「プリマーク」などが軒を連ねるファストファッション街や、土産屋などを回り、歩き疲れたということで、一旦宿に戻ることにした。
宿に着いた頃には既に当たりも暗くなっていたので、ちょうど居合わせたイリアースと、知らないおじさんと4人でパブに行くことにした。
知らないおじさんの正体は、宿にちょくちょく顔を出しに来るご近所のおじさんだった。イリアースが知らないうちに仲良くなっていたという。知らないおじさんの名前を聞くのを忘れたまま宴は続く。
ブルーノは基本的にはあまり酒は飲まないらしいが、せっかくだから飲めと言っておいた。飲むとすごくテンションが高くなっていた。
イギリスのパブでは多種多様なビールサーバーがどうだ!と言わんばかりに設置されており、毎回選ぶのに苦心するがどれもこれも美味しい。また、常にサッカーの放送がある点、やはりサッカーの母国である。日本ではスポーツバーにひとたび行けば、席料やらおつまみ代やらなんやらをことあるごとに毟り取られ、何度も訪れたいとは思わなくさせてくれる。そういう観点からもやはりヨーロッパは素晴らしい。
宿に戻ってゆっくり話す。ブルーノに恋人はいるのかと聞かれたので、いると答え、写真を見せると「あ、女性もいけるんだね!」と言われた。
私はこの時彼が何を言っているのか、全くもって理解できなかった。
わけがわからずたずねてみると、「さっき観光中にブラジル人の男はホットだと言っていたから、そっちの趣味かと思ったけど、恋人が女性だからどっちもいけるってことだね」ということだった。
つまるところ私はその時までゲイであったのだ。
もちろんのことながらブルーノには真実を伝え、何とか私は女性が好きだということを理解してもらえたのだが、しかしやはり外国では特別変なことではないということだろうか。寛容な姿勢が汲み取れる。ある意味素晴らしいことだと思った。
ちなみにブルーノはゲイではないらしいです。
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