古着と古靴と美女

イギリス/ロンドン

海外までやってきて「することがない」とか「ごろごろしてた」とかって言うと「もったいない!!!」と声を荒げる人が多いらしい。確かに、飛行機代も宿泊料も馬鹿にはならないし、なにしろ遠い。20時間もかけて海外まで来たのにごろごろするなんて金の無駄だ、といった具合だろうか。

そういう考え方もできなくはない。だが、私にとって今回は日本を出たという事実そのものに費用のうちの7割程度の価値があると思っている。出ただけでなにをしたんだと言われれば特になにもしていないし、だからこんな適当な記事しか書けない。でもそもそもなにか目的があって日本を出たというわけでもない。

ある意味、金も時間もかかることに、踏み切ったことが重要なのかもしれない。そういう意味で今は7割くらい意味があったと感じる。

さらに言うと海外というある程度未知の世界にはなんとなくなにかあるかなーと思って旅に出ただけでもある。ようするに行けばなにかあるかな、ぐらいのテンションだ。だからあんまり目的を意識したことはない。

世の中ではよく目的を持ちなさいと言う。仕事なんかでは特にそうだ。それはいろいろな利害関係が絡み合っているからでもある。旅の場合は基本的には利害は自分にしか降りかからない。厳密に言うとそうではないが、あまり他者の利害を意識することは少ない。

以前にも話した通り、旅の醍醐味は多くが「行けばわかる」から成り立っていることだ。まあ誰がどんな旅をしようが自分には本当にどうでもいいことなので、私には私のスタイルがあるということも理解してほしい。

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 今日はロンドン最終日。ブルーノとイリアースとの別れを惜しみながらの出発は非常に感慨深いものがあった。二人とも寝ぼけていたが。

3時ごろの飛行機で今回の旅のスタート地点でもあったバルセロナに戻るので、午前中は古着屋の聖地カムデンロックにやってきた。お金もバックパックの容量もないのになぜ服屋に行くのか。それは他にすることが無いし、服は好きなので見るだけでも楽しいからだ。

「ペンギンみたいな格好なのに、よく服が好きだなどとのたまえるな」とおっしゃる方もいるだろう。それに関しては弁解の余地もない。

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カムデンの主張が激しい。

最初の高架でもうわかったのに、どこもかしこも大きくカムデンと書かれている。

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ウィンドウショッピングだけでもかなり満喫できる。割とパンク系の世界観だが、ヴィンテージ感あふれる商品が多くて楽しい。

 そういえばとうとうこいつを手放してきた。

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昨晩ブルーノは私がこいつを捨てるのを見て「どうして捨てるんだ!」と悲壮な表情を浮かべていた。もしかしたら私が出て行った後にゴミ箱から探して履いているかもしれない。冗談である。ブルーノはそこまで困窮していない。
結局ロンドンでは一度も履かなかった。ただこんなゴミ箱みたいな色になるまでここまで頑張ってくれたことに感謝の意を表明したい。アーメン。

 さあ、出発の時がやってきた。

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もう騙されないぞ。これまで幾度となく準備に準備を重ね、やつらを出し抜いてやろうとまで考えたこともあったが、結局はどの方法もやつらの怠慢の前では無力と化していた。そういうこともあり、重量は明らかにオーバーしているし、なんなら手荷物は二つだが、悠々とチェックインすることができた。やはり何事も経験がものを言う。

 夕方にバルセロナに到着。この旅も明日で終わりかと思うと実に寂しい。前回と全く同じ宿が安心なので、そこを予約した。宿のカウンターで先日対応してくれたおじさんがいたので、「3週間前もここに泊まってたんだよ!」と言ったのだが、「あ、そうなんだ」くらいで適当にスルーされた。こんなにもインパクトのあるペンギンスタイルをキメ込んでいるのに覚えてもらえてないなんてこのペンギンスタイルにいいところなんて全くないじゃないか。南極にでも行ったらあたたかく迎えてもらえるだろうか。

通された部屋には若くて可愛い白人美女3人組がいた。女子部屋かと思った。

興奮して夜も眠れない。

押してくれたらアメちゃんあげるで
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