ヨーロッパのバルコニー

グラナダ→ネルハ

 午前7時。私の最も不得意な分野のうちの一つである、早起きというミッションを悪戦苦闘の末なんとか遂行し、ラファエルにお礼を言って家を出た。グラナダ滞在中は楽しいことしかなかったのだが、ラファエルとそこまで親しくなれなかったことは少し心残りであったと、長距離バスターミナルまでの市バスの車中で考えていた。考えていたが、すぐに忘れた。どうやら私の脳は、他の人間よりも都合よくできているのが特徴らしい。

 行き先はネルハという街である。他にもロンダやマルベリャ、アルコスデラフロンテーラなどスペインの街は私を魅了するに余念がないように感じたのだが、このネルハという街にある”フリヒリアナ”という村が世界で一番美しいという噂が巷で垂れ流されていたので、行ってみることにした。グラナダからネルハのバスの料金は10ユーロほどだったと思うのだが、あまり覚えてないので調べてください。

 グラナダのバスターミナルに到着し、乗り場へと向かう。チケットはセビリアからグラナダに到着した際にあらかじめ購入していたので、チケット購入に並ぶ必要もなかった。ぬかりがないとはこのことである。しかしそのぬかりなさをぬかりなく裏切ってくるのがスペインのお国柄である。到着時刻になってもバスがこないのでどうしようかと思っていると、予定とは違う乗り場にバスが到着しており、危うく乗り逃すところであった。ダメじゃないかちゃんと予定通りにこないと、このおばかさん。

 グラナダからネルハは約2時間程度で到着した。バスターミナルも非常に簡素なもので、小さい街だということがわかる。ネルハはどうやらリゾート地なようで、宿の料金もやや高い。しかしとりわけ観光客が多いというわけでもなく、街中は非常に静かで心地よかった。

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バスターミナル付近

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宿の近くの街並み

 まずは宿に荷物を置く。今回の宿はEasy Nerja Hostelというところだ。ここは確か12ユーロくらいだったと思う。近くには最愛のメルカドーナがあったのだから、至れり尽くせりの好条件であった。宿はバス停から歩いてすぐのところにあるのだが、看板には”BRONCE HOSTEL”と書かれていたのでたいそうわかりにくい。しかも入り口の鍵が開いてないので、今までこんなにボタンを押したことはないというくらいインターホンを鳴らした。歩行者信号のボタンを衝動的に連打したくなるときや、エレベーターのボタンを衝動的に連打したくなるときの感覚に似ている。すると私の攻勢にしびれを切らしたのか、これぞ寝起きという風貌のお姉さんが現れ、鍵を開けてくれた。そしてそのまま受付を済ませ、部屋に案内されると私は感動した。ドミトリーだと思っていたが、私の通された部屋はツインベッドのある個室だった。しかもシャワーもついている。こんなにプライベートな部屋に泊まるのはこの旅において初めてのことだったから、なんだか嬉しかった。空いているからだろうか。

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 荷物を置いて出かける用意を済ませると、受付のお姉さんは私にネルハの楽しみ方が描かれている手書きのパンフレット紙をくれた。フリヒリアナ行きのバスの時刻も書かれていた。とても嬉しかったです。

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 13時30分のバスに乗ることにし、時間が少しあったのでビーチまで足を運ぶ。ビーチに近づくにつれて人影が増え始める。バカンスにやってきた親子やカップルらが三々五々連れ立って歩いている。うらやましいぞこのやろう。悔しいので私はアイスクリームを食べた。さらに歩くと大きな広場に躍り出た。

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 その先には広大な地中海が姿を現した。これがヨーロッパのバルコニーと言われるスポットである。

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誰やねん

 10月だというのに水着姿の人物も散見される。ネルハは30度を超える陽気だ。

 ロカ岬で見た大西洋よりも地中海は綺麗だった。同じイベリア半島を取り囲む海であるにもかかわらず、この違いは何なのだろうか。

 時間になったのでバス停へと向かう。白い村、世界一美しい村へ、いざゆかん。

白い村、見たいでしょ。
見たけりゃ押すがよい。
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