プノンペン3日目①【スラム訪問】TAGBOAT

カンボジア/プノンペン 2017/4/30

 この日も朝9時にアチョさんとホテル前で待ち合わせをして、市内から1時間ほどのところに位置するバサックスラム孤児院へと向かいます。
 バサックスラム孤児院は、日本の財団が支援して作られたそうで、元々はプノンペン中心部にあった巨大なアパートスラムでしたが、2006年に様々な思惑の元、政府主導で強制退去が行われました。多くの住民が今回訪問するアンドン村というところへ移転させられ、貧しい生活を強いられています。孤児院はその一部の子どもを引き取る形で創設されたそうです。
→強制退去についてはこちら

 孤児院に到着するやいなや、子どもたちが溌剌と出迎えてくれ、手を引かれるままに門をくぐる。大人慣れというか、日本人慣れというか、支援団体によって建設されたところであるだけに、みんなものすごく人懐っこい。孤児院周辺のスラムではゴミがあちらこちらに溜まっているようで、いささか腐敗臭のようなものが漂っていた。
 そんなことはお構い無しに、子どもたちは私たちに飛びかかり、遊んでくれだの抱っこしてくれだのと非常に活発です。

 服を配るということはアチョさんが事前に共有してくれていたので、子どもたちもそれを待ちわびるかのように、スーツケースを興奮気味に見つめていました。
 今回は孤児院の先生に取りまとめていただいており、勝手にバラバラと渡すと子どもたちで喧嘩になったりするそうです。
 そして例のごとく一枚一枚渡して写真に納めます。

 男の子たちはあまり服に興味はないかもしれないのですが、女の子たちはもう奪い合い。
 あれは嫌だこっちがいいだのとこだわりを見せ始めます。そうしてなんとかみんな好みのものを見つけ出し、満足げな表情を見せてくれました。
 そりゃそうですよ、着たいものを着て何が悪い!おしゃれは楽しむものだ!

大きめの服は先生方へ。こちらも非常にお似合いです。

 服を配り終えるとまた子どもたちははしゃぎまわります。

 なかでもカメラが大人気で、みんな「撮らせてくれ!」といって聞きません。気がつけば500枚ほどの容量がほとんど空っぽに(笑)でも意外といい写真が取れてたりするんです。こういうところにも才能の芽がありますよね。


これはさっきの男の子がとってくれました。

 ふとあたりを見ると女の子たちが洗濯物を干す姿が見られました。

 そうか、ここは学校だけではなく彼・彼女らが生活をしているところなんだなと。親を失い貧しくも自分たちで生活していく力を養わなくてはならないのです。一方で小さい子どもたちは、私たちのようなボランティアがやってきたときには、「抱っこして!」と甘えたくなるのでしょう。


 ここでは日本語学校が併設されています。なので皆少しは日本語を話すことができます。


 こちらはうちのまみむめもが孤児院の女の子と一緒に「マルマルモリモリ」を歌っている実に牧歌的な光景です。彼女は日本語の先生を目指しているといい、かなり流暢な日本語を使いこなします。是非その夢を叶えてもらいたいものです。

 カンボジアでは今後発展とともにさらに教育の需要は高まります。そんな時に彼女のような人物が、日本語指導の最前線に立てるように支援することも私たちのすべきことの一つであると思います。田舎の孤児院にこんなにも優秀な子がいるんです。

 親がおらず学ぶこともままならず、生活していくことがやっとである孤児院では、小学校に通える子どもたちともまた環境が全く違います。 彼らにとって必要なのは、服もそうなのでしょうが、食べ物であったり、綺麗な水であったり、もっと生活が根本から良くなるような、そんな環境が必要なのだと感じました。一方でただ生活だけが良くなっても、なかなか人目につかない場所で生活しているため、自分たちの活躍の場を見つけることも叶わないのが現状です。
 活躍の場を与えて上げれるような支援体制を築いていきたいものです。

ということで午前中はこれにて終了。

午後はゴミ山へ向かいます!

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