ボランティアってどうなん?

 GWが終焉を迎え、迫り来る現実社会に戦々恐々としつつ、布団の中でひたすら英気を養うに余念がない日曜の夜。
 明日を生き抜く方法はただ一つ。一心不乱にお土産を配り続けることである。さすれば仕事は捗らないが、同僚や上司の機嫌を損ねることもなく、お土産話で1日が終わるだろう。一方でお土産の無い者は地獄を見るのみである。
 おそらく明日は日本中がお土産の大切さを知る日となるであろう。そしてあわよくば5/8を「お土産の日」という国民の祝日にしてはくれまいか。

 さて私のGWも言うまでもなく充実しておりました。
 昨年冬に友人と2人で立ち上げた完全私設団体TAGBOATの、カンボジアでの衣類を中心とした寄付活動を実施し、なんとか成功させることができたと思っています。与えるだけでなく学ぶことも多く、今回の活動のみにとどまらず、継続的な活動を行なっていこうという意志に満ち溢れているところです。

 ところで今回の本題ですが、「ボランティアってどうなん?」という漠然とした疑問に、私なりの考えを恐縮ながらお伝えしたいと思います。

 ボランティアという言葉は歴史的に遡ると騎士団や十字軍における「志願兵」の意味を持つそうです。現代では自主的に社会活動などに参加し、奉仕活動をする人のことを指します。

 一見ボランティアと聞くと、熱心で大変素晴らしいことだなあという印象なのですが、一方で「ただの自己満だ」「先進国の押し付けだ」「偽善行為だ」という考えを持つ人も多いようです。自分にできないようなことをする人たちを妬んでそのように揶揄するのは人間なのでよくあることですね。

 かく言う私もボランティアに対してはどちらかというと否定的な立場を取っていました。そもそも興味がなかったということもあります。
 人間という生き物は、自分ごとで無いことには積極的になれず、何かにつけて「やらない理由」を並べ、挙句他者を批判するものです。

 ではなぜ私がボランティアをしようと思い至ったのかというと、単に「やってみずに批判するなんて馬鹿らしい!」という自己否定と、「ボランティアの全貌を明らかにしたい!」という好奇心が溢れてきたからです。

 自分でやってみずに批判する人間にはなりたくないし、さらに言えば、世界中で起こっている問題に目を背けるわけにもいかないし。
 だってみんな貧困を目の当たりにしたら少しは心が痛むでしょう?お金をくれと近寄ってくる子どもたちを見て何も思いませんか?
 私もそれをみなかったことにして生活していましたが、やはりそうもいかなかったようです。

 それから、街で寄付をしてくれと言われても、それがどんな風に行われて、誰に何が届いているかわからないなんてことも多いですよね。そりゃあ興味も湧きません。これはある意味現代のボランティア活動に対する問題提起でもあります。
 今回タグづけを行なってみて、人によっては誰に届いたかがわかってボランティアに対する実感を得られた!という方もいらっしゃったようで、そういうところから興味って湧いてくるのではないかと。だからこそTAGBOATなんだと。

 ちなみに余談ですが、私の両親も昔東南アジアの難民キャンプなどでNGOとして長らく活動をしていたそうです。
 つまるところ血は争えませんなあと言うことです。

 そういう思いの元、やってみて強く感じたことがあります。
 それは、ボランティアにおいて最も大切なのは、その行為が自己満とか偽善かどうかなどはもはやどうでもよく、「受け手にとって嬉しいことなのかどうか」です。
 受け手にとって嬉しくない押し付けがましい行為は「おせっかい」であり、自己満で偽善です。
 でもどんな形であれ、受け手が喜んでくれたのであれば、それは善良な行為です。

 今回、服を寄付するという行為が実は現地の人からすれば不要な行為であったらば、私たちの活動は良くないものでした。でも喜んでくれて、少しでも生活が豊かになるのであれば、そこには未来があります。それと同時に、現地の人々から学ぶこともあれば、その生き方に勇気をもらうことだってあります。お互いにとっていいことがあれば、さらに未来がありますよね。
 それはビジネスでも同じで、結局やろうとしていること(目的)が人々にとって良いことなのかどうかが重視されてしかるべきです。その目的が達成されれば、利益が出てお互いハッピーですよね。利益という面ではボランティアとは切り口が違いますが、、。

 正直ボランティアってめちゃくちゃ面倒くさいです。私のように誰かに誘われでもしない限り、やろうという気を起こすのに時間がかかるし(そもそもやる気がなかったり)、自分で手配するとなれば現地のこともよく調べないといけないし、手配もなかなかスムーズに行くものでもないし、服を集めるのも大変だし(いくつあっても足りないし)、お金もかかるし、、、
 でも行ってみたらめっちゃくちゃ楽しいんですよね。そして自分でやってみたからこそ、ボランティアの全貌とまではいかずとも、内容を知ることができ、ボランティアはどうあるべきかを考えたりするきっかけになりました。
 そういう意味ではある意味自己満かもしれませんが、それでWin-WinならAll OKでしょう!!

 だから皆さんもぜひボランティアを!とは言いませんから、少しでも協力していただけたり、参加してくだされば嬉しいです。それだけでも立派なボランティアです。
 あわよくばこの記事を読んで心動かされたならば、自分でやっちゃってみてください!やってみないと何もわかりませんから。

 最後に今回かかった費用を公開しておきます。
 

※2日間のボランティアを行うために必要な費用です。実際は観光含め7日間おりましたので、観光の分は省略しています。

 皆さん衣類を無償で提供してくださり本当にありがとうございました!

 以上!

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