ラオスに行ってきました①【タイ→ラオスへ】

 世は夏休み。SNSなどを拝見していると、皆様日頃の鬱憤を晴らすかのような豪奢な遊びに熱中している姿がたいそう印象的です。
 かくいう私は特にあてもなくラオスに行ってまいりました。私もまた、日頃の荒唐無稽な生産活動に嫌気がさし、いわゆる亡命を企て実行したわけであります。 

 ところで、「ラオスなんかに行って何をするんだ」という質問が複数寄せられましたのでここに回答しますと、「何も無い、があるところ」なのだそうです。旅を幾度も重ねてくると、旅に求めるものも変わってくるというか、「現実からできるだけ遠ければなんでも良い!」と考えるようになり、したがって特に観光もしたくないし、遠いところにやってきたという自己満足と、これこそ私のアナザースカイだ!と自己肯定ができればよいのである。

 「5月にカンボジアに行ったばかりなのにまた旅行してやがるこいつ!」「休みすぎではないか!」という指摘もあるだろう。いやはや、私は休むために現世に降臨したようなものである。仕事に合わせて休みを取ろうとするから休めないのであって、休みに合わせて仕事をすればいくらでも休むことができる。つまりはパリジャンであるということだ。

 なので長期休暇に入る前に私は必ず先制攻撃をするよう心がけている。誰よりも素早く高らかに休みを宣言するのである。ちなみにすでに年明けの休みまで確保している。大事な会議がある?知るかそんなもの!わしにはわしの人生があるのだ!
 休め!若者よ!心の平穏を取り戻せ!

 かくして私は旅立ったのである。

タイ/バンコクにて

 香港でのトランジット10時間を実に有意義に寝て過ごした私はタイ、バンコクの地に降り立った。1年ぶりのバンコクはあいも変わらず大都会であり、人々を苦しめ続ける交通渋滞もまた、その威力をいかんなく発揮していた。

 宿に到着し、トランジット中の睡眠時間も虚しく強大な睡魔の波にのまれ、しばらく寝て過ごした。その後空腹によって目覚めた私は夜のバンコクを徘徊しようと宿を出ることにした。
 が、なんと宿の目の前の道路が冠水しているではないか!私がぐうぐう眠っている間に激しいスコールが街を覆っていたようだ。

 仕方がないので濁った水に足をつけたりつけなかったりしながら道路を通り抜けるとそれ以降の道は冠水などしていなかった。全くもって水はけの悪い通りに宿があるもんだ。

 しかしながらいざタイ料理屋を探すも、あたりにはインド料理屋や、ハラルフード店が立ち並ぶばかりで、どれもこれも全く惹かれない。通りには数多オカマ達が怪しげな笑みを浮かべながらこちらを見ており、ろくに店を吟味することもできないまま私はバーガーキングに入り、1日目に終止符を打ったのである。

【香港航空について】
 今回初めて香港航空を利用した。キャセイなどと比べて安価に香港を中心に世界各国へ運行する航空会社として人気である。機体は最新のものを使用し、座席間隔も広く、何と言ってもスクリーンが大きくて良い。機内食はいたって普通であるが、バリエーションには欠ける模様。運行遅延なども特になかった。帰りの便で赤ちゃんが糞を漏らしていて臭かったのが心に残っている。

バンコク→ラオス/ビエンチャン

 翌朝である。本日はラオスの首都ビエンチャンへと移動するため、タクシーでホテルからドンムアン空港へと向かう。道中、タクシーのおじさんがよくわからない言語を駆使してやたらと話しかけてくるので、私は「あ〜」とか「は〜」とか言う他なかったのであるが、どういうわけかレディーボーイの話をしている時だけは彼の話す言語が手に取るようにわかり、意気投合してしまった。
 降り際に彼が私との友情の締結を求めてきたので、紙に彼の電話番号を書いてもらった。満足げに去っていく彼の運転するタクシーを横目に、一生顧みることのないであろうメモをカバンに押し込み、チェックインカウンターへと向かった。

【Thai AirAsiaについて】
 バンコクからビエンチャンへはAirAsiaを利用する。これまた往復12000円というのだからお手頃である。AirAsiaは他のLCCと比べても「持ち込み荷物7キロまで※ハンドバックは別途持ち込み可」と荷物制限は比較的厳しいように思えたが、LCC持ち込み荷物ごまかし上級者の私にはなんの問題もない。総重量は7キロをゆうに超えていたが、どうせ彼らの管理なんて杜撰なのだから問題ないし、重量を確認してきたとしてもごまかす方法はいくらでもある。そうして楽々と搭乗手続きを終え、ビエンチャンへと飛び立ったのである。

続く

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